「高品質で低価格」のサービスがあれば、多くの方が興味を持つでしょう。
そして実際に体験してみて、それが本当に「高品質で低価格」だったなら、とても満足し、良い気分になると思います。
逆にそれが見せかけに過ぎなかったなら、がっかりしますよね。
「高品質で低価格」サービスを提供することはもちろん難しいですが、小さな会社や個人事業でも十分実現可能だと思います。
事業なので、利益を出さなくてはいけない
サービス業でもその他の業種でも、「高品質で低価格」なものはお客さまは喜びますが、提供者側はどうでしょう?
低賃金長時間労働でムリをしながらだったり、赤字経営を続けていたりしては、楽しくありませんし継続もできません。
やはり事業として行う以上、利益は出す必要があり、従業員や自分を酷使することもよくないでしょう。
そこでいかにムリなく「高品質で低価格」でも利益が出せるか、工夫が必要になります。
売上-経費=利益
利益を出すためには、売上げを上げるか経費を減らすかが必要です。
ここで「高品質で低価格」であるためには、
・売上げの単価は上げない
・サービス提供に直結するコストは下げない
・少数精鋭でスキルを高める
というスタンスが必要です。
そこでポイントは、「サービス提供に直結しない経費」をいかに削減するかになります。
その中で大きくなりがちなものが、
「家賃、人件費、営業コスト、広告費」です。
・家賃
過度に広くてキレイな事務所や店舗、内装は、提供するサービスの質には直結しない場合が多いものです。
・人件費
直接サービスにかかわらない人件費。間接的業務や、採用・教育にかかるコストです。人員の入れ替わりが激しかったり、非効率な組織、人員体制が、過大な人件費として重くのしかかります。
・営業コスト
社長・代表者が営業に手いっぱいであったりすると、それは見えない大きなコストとなります。
・広告費
常に多額の広告費をかけて集客しなければならない状態であれば、結局はそのコストは獲得できたお客さまに上乗せして回収しなければならなくなります。
小さな会社・個人事業の大きなメリット
これらのコストを極限まで削減できる可能性があるのが、個人経営の最大の強みかもしれません。
本人が直接サービス提供者となり、小さな事務所、店舗又は自宅兼事務所を中心に活動。広告費はほとんどかけず、適宜自作のHPのメンテナンスを行う程度。
その代わりに、お客さまへのサービス提供に労力を注ぎ、自身のスキルアップにも励む。
こうすることで、
「家賃、人件費、営業コスト、広告費」をゼロに近づけ、それでいて質の高いサービスを低価格でムリなく提供することが可能になります。
何よりも、「高品質で低価格」なサービスは、提供していて心地いいです。役に立っている実感もあり、ストレスなく仕事をすることができます。
これも個人経営の一つの良いスタイルだと思います。