会社経営においては「成功は失敗の始まり」か!?

「失敗は成功の元」とよく言いますが、会社経営においては逆に「成功は失敗の始まり」であると感じることも多いです。

 

14年3月期決算で3期連続の営業赤字が濃厚になっている「任天堂」。

ゲーム専用機で成功した過去の実績から離れられず、ネット戦略、スマホ戦略で大きく取り残されることになりました。 

そんな連続する営業赤字の中でも、「ゲーム専用機の未来はそれほど暗いと思わない」などと発言しています。

 

任天堂の場合、過去の成功で積み上げたキャッシュ余力が膨大にあるため、少々赤字が続いても会社が傾く危機にはなりません。

それが改革への足かせになってるように思います。まさに、過去の成功が失敗の始まりとなった事例でしょう。

 

これが中小企業であればたちまち存亡の危機に立たされます。

 

過去の成功体験に執着して「このままでいい」と思い、現状維持を目標にしてしまう経営者がいます。

今までできていたのだから、今期も同じように前期並みの数字なら達成できるだろう。

ところが、実際には前年割れが常態化しているケースが多いでしょう。

 

今の日本では、一部の業界を除き、日本全体が成熟化し市場は縮小傾向にあります。その一方でITの発達等により外部環境は恐ろしいスピードで変化してきているのです。

 

その変化の波に対応し、試行錯誤を続ける会社は益々発展し、そうでない会社は衰退が続く。二極化が進み、「現状維持」の会社はむしろ少数派のように感じます。

 

良かった時代と同じやり方を続けていれば、間違いなく衰退していく一方でしょう。

 

今後成功する会社と衰退する会社。

それを決めるのは、今までのやり方で何とかなると考えるのか、時代に合った新しい戦略を考え行動するのか、だと思います。

 

少なくとも、自社であれ他社であれ、過去の成功事例を真似するのではなく、今現在成功している事例に学ぶ方が正解に近いです。

 

そこからさらに、近未来のマーケットを考え、オリジナリティを加えていければ、成功の始まりになるに違いありません。