アベノミクス効果の流れを受けた企業業績の拡大は、今のところ大企業中心の印象が強いです。
なんとか中小企業まで波及していくことを期待しますが、もちろん中小企業による自助努力が肝心です。
ところで、企業の経費の中でも景気の波に左右されやすいといわれる「3K」。
交通費・交際費・広告宣伝費のことですが、このところ、事業拡大を目指して増加中とのことです。
旅行会社が手配する海外出張の件数も、4月以降2ケタ増となっているようです。
この動きを受けて、海外出張はもちろん、国内出張や会食・接待、販促グッズといった産業にも波及効果が生まれてきます。
やはり、事業活動を維持し拡大していくためには、経費削減だけでは困難です。
景気の波を敏感に察知して、攻めの経営に切り替えていくことも重要だと思います。
自社の決算データを数期分並べて比較してみましょう。
分野別の売上高・粗利益の推移、
まだ削れそうな経費、抑え過ぎていた経費、譲れない経費など、過去の推移と現状を確認します。
そして、今後どの分野に注力していくか。
戦略的な投資、経費をどう活用していくか。
検討してみると良いと思います。
ところが経費の「3K」、実は単なる無駄遣いになってしまうことも多いので、注意が必要です。
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丹沢の王子 (水曜日, 27 1月 2021 18:05)
3K=交際費、広告、研究費(開発)だろうが?