
月刊誌「経理ウーマン」2019年2月号に特集記事を執筆しました。
経理ウーマンの特集記事は2回目の執筆でしたが、今回も2万字弱の分量で相当なエネルギーを費やしました。
テーマは『経理が抑えておきたい「決算準備」まるわかり』で、得意の法人決算についてでしたので、思い入れも深いものがあります。
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中小零細企業や家族経営、おひとりで起業されている方などで、法人を作って事業をされている場合、決算や申告は税理士にお願いしていることが多いと思います。
法人の決算と税務申告は、相当な専門知識や労力が求められ、専用のソフトを使いこなす必要もあり、自分で完結させることが大変難しいという現状があります。
本来であれば、税制などはできる限りシンプルにし、特例などは無くして、誰もがフェアに簡単に手続きできる仕組みにすべきだと思っています。
それで税理士の現在の仕事が激減しても、それはそれで構わないと思っています。
(本当にそう思っています。近ごろは加速度的に複雑さだけが増してきて、国の仕組みとしてどこへ向かおうとしているのか、全くわからなくなってきています。)
という状況なので、最終的に税理士にお願いすることは、現時点では合理的な選択だと思います。
では、税理士に依頼するのであれば、経営者としては経理や決算、税務申告のことは全く知らなくてもいいのか?
というと、それは少し危険かもしれません。
決算が分かってくると、
・会社の現在の状況を正確に知ることができる。
・過去の経営成績の推移を確認できる。
・経営上の問題点・課題を見つけることができる。
・会社をより良い方向へ導く目標設定ができる。
・売上・利益・キャッシュ・税金などの関係が分かり、お金に関する不安がなくなる。
これは経営に生かさない手はないですよね。
一見難しそうに見える「決算」でも、少し勉強してコツをつかんでしまえば、経営者にとって大変大きな力になるはずです。
今回の執筆は、経理担当者を想定した前提になっていますが、決算書ができるまでの大きな流れから、事前準備、決算対策・節税対策まで、「決算」のアウトラインがつかめるように意識して書きました。
経営者にとっても大変参考になる内容になっていると思います。
ぜひ「決算」に強くなって、ちょっとのことでは潰れない、強い会社を築いていきましょう。
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